キャンプで欠かせないアイテムの一つ、ペグハンマー。
「ペグハンマーってどういったものを選べばいいの?」「そもそもペグハンマーって必要?」「おすすめのペグハンマーが知りたい!」という方もいらっしゃるでしょう。
初めてキャンプに挑戦する方や、これからキャンプ用具を揃える方に向けて、ペグハンマーについて詳しく解説します!
- ペグハンマーの種類
- ペグハンマーの選び方
- オススメペグハンマーの紹介
- ペグハンマーがない場合の代用
ペグハンマーとは
ペグハンマーは、テントやタープの設営時に使うハンマーの一種。テントのペグを地面に打ち込む際に特化して設計されており、ネットやキャンプ用品店などで購入することができます。
ペグハンマーの主な特徴
- 専用設計: 通常のハンマーとは異なり、ペグハンマーはペグの打ち込みや抜き取りに特化しています。
- 素材: 一般に木材や金属、プラスチックなどの素材で作られており、使い勝手や耐久性が異なります。
- 重量バランス: キャンプでの使用に適した重さに設計されており、持ち運びや使用が容易です。
- 多機能性: ペグの打ち込みだけでなく、抜き取りや他の機能を持つ製品も多いです。
ペグハンマーの種類
ペグハンマーには、使っている素材で主に3種類に分けることが出来ます。
- 金属
- ゴム
- プラスチック
ゴム製やプラスチック製も販売されていますが、圧倒的におすすめなのは金属製のペグハンマー。種類が多く、たくさんのブランドから販売されている他、使いやすさやデザイン性なども金属製ハンマーが群を抜いています!
ペグハンマーの使用場面
ペグハンマーはどのようなシーンで使うのでしょうか。主に以下の場面で使用されます。
- テント設営: テントを地面に固定する際のペグを打ち込む作業。
- タープ設営: タープの支柱を固定する際に使用。
- 緊急時の工具: 多機能ハンマーなどは、他の用途にも使うことができる。
ペグハンマーは必要?石や靴でもペグ打ちできるが、不便なことも
すべてのキャンプでペグハンマーが必要というわけではありません。以下のような状況では、ペグハンマーなしで済むこともあります。
- 地面が柔らかい場所でのキャンプ
- 軽量化を極限まで追求するバックパッキング
ペグハンマーは、キャンプの楽しみや安全性を高める便利なアイテムです。しかし、キャンプのスタイルや目的によっては必ずしも必要ではない場合もあるので、自分のキャンププランに合わせて選ぶことが重要です。
石や靴でも代用はできるが…
石や靴でもペグハンマーの代用として使うことはできますが、ペグ抜きするときに一苦労するでしょう。軽量化も可能ですが、ペグハンマーは重くても1kgに満たないものも多く、徒歩やバイク以外であればさほど気にする重量ではありません。
続いてのセクションでは、ペグハンマーの選び方について詳しく解説します!
ペグハンマーの選び方
ペグハンマーには多種多様な機能や素材、形状があり、一見するとどれを選べばよいのか迷うこともあるでしょう。しかし、自分のキャンプスタイルや必要な機能に合わせて選ぶことで、満足したペグハンマー選びができるようになるはずです!
ここでは、ペグハンマーを選ぶ際のポイントについてご紹介します!
ペグ抜きが出来るか
ペグハンマーを選ぶ際の重要なポイントの一つが、ペグ抜きの機能です。ペグを地面に打ち込むだけでなく、撤収時にペグを引き抜く必要があるため、この機能が付いていると非常に便利。
特に地面が硬い場所でのキャンプにおすすめ。ペグ抜きが困難な状況でも、この機能があればスムーズにペグを取り外すことができます。
一方で、この機能がないハンマーは通常より軽量であることが多いので、軽量化を重視するバックパッキングなどに適しています。自分のキャンプスタイルと、ペグ抜きの頻度や必要性を考慮して選ぶと良いでしょう。
素材で選ぶ
ペグハンマーの素材選びは、使用感や耐久性に大きく影響します。一般的には木、金属、プラスチックなどが使われます。
- 木製: 木製のハンマーは、触感が良く、自然素材が好きな方におすすめ。ただし、耐久性に劣る場合があるため、使用状況をよく考慮する必要があります。
- 金属製: 金属製のハンマーは、硬い地面でも使いやすく、耐久性に優れています。重量があるため、力を入れずにペグを打ち込むことができます。
- プラスチック製: 軽量で、持ち運びやすいのが特徴。軽量キャンプやツーリングに便利ですが、耐久性は他の素材に劣ることが多いです。
素材によって、重量や耐久性、使用感が変わるため、自分のキャンプスタイルや好みに合わせて慎重に選ぶことが重要です。頻繁にハードな使用をするなら金属製、自然体験を重視するなら木製といった具体的なニーズに合わせて素材を選びましょう。
重量で選ぶ
ペグハンマーの重量は、使用する場面や携行のしやすさに直結します。重量を重視して選ぶ際のポイントは以下の通りです。
重いハンマー: 硬い地面での使用や力をあまり入れずにペグを打ち込みたい場合に適しています。重さが力となり、ペグを容易に打ち込むことができます。しかし、携行が困難な場合があるため、車中泊やドライブキャンプに向いています。
軽いハンマー: バックパッキングやハイキングなど、携行のしやすさを重視する場合におすすめ。軽量なものは持ち運びが楽で、体力の消耗も少なく済みますが、ペグを打ち込む際にはやや力が必要になることがあります。
重量によっては、その場所でのキャンプのスタイルと合うかどうかが変わります。例えば、遠出する場合や軽量キャンプを楽しみたい方は、軽いハンマーが適しています。一方、快適さを最優先に考える場合は、重いハンマーの方が使い勝手が良いこともあるでしょう。
自分のキャンプの目的やスタイルに合った重量を選ぶことで、より快適なキャンプが楽しめます。
金額で選ぶ
ペグハンマー選びでは、予算も大きな決定要素となります。高価なものから手頃な価格のものまで様々な選択肢がありますが、以下のポイントで選ぶとよいでしょう。
高価なハンマー(6,000円〜)
高価なハンマーは、耐久性や特殊な機能が備わっていることが多いです。プロや頻繁にキャンプを楽しむ方におすすめです。
中価格帯のハンマー(3,000円〜6,000円)
一般的なキャンプに最適で、必要十分な機能と耐久性を兼ね備えた商品が多いです。初心者から中級者まで幅広く使えます。
低価格のハンマー(3,000円未満)
たまにしかキャンプをしない方や、予算を抑えたい方に最適です。基本的な機能を満たしているものが多いですが、耐久性は他の価格帯に劣ることがあるため、使用状況を考慮する必要があります。
自分のキャンプスタイルや頻度、必要な機能に応じて、適切な価格帯のハンマーを選ぶことが重要です。価格が高いからといって必ずしも自分に合うわけではなく、用途や予算に合った選択が最も効果的です。
ベルトがついているかどうか
ペグハンマー選びで見逃せないポイントの一つが、ベルトの有無です。ベルトがついているペグハンマーには、以下のような利点があります。
携帯しやすい
ベルトがついていると、バッグに取り付けたり、腰にぶら下げたりして携帯しやすくなります。移動する際の手間を減らすことができるでしょう。
紛失防止
ベルトにより機器と一緒に保管することが可能で、紛失のリスクを減らすことができます。
さっと取り出せる
必要なときにすぐ取り出せるため、効率的に作業ができる場合があります。
一方で、ベルトが不要な場合もあるでしょう。例えば、軽量化を重視する登山などでは、ベルトのないシンプルなデザインを選ぶ方が良いかもしれません。
ベルトの有無は、使用状況や個人の好みによりますので、自分がどのようなシチュエーションでペグハンマーを使いたいのかを考慮して選ぶとよいでしょう。キャンプスタイルに合ったハンマーを選ぶことで、より快適なアウトドアライフを楽しめるはずです。
おすすめペグハンマー10種
オススメのペグハンマーを10種ご紹介します!
コールマン パワーマスタースチールヘッドハンマーII
高コスパ!手に馴染みやすく、使いやすい高強度の鍛造ハンマー
コールマンのスチールヘッドハンマーⅡは初心者におすすめの高コスパハンマー!3,000円前後と手に届きやすい金額です!
【ogawa】アイアンハンマー
あのogawaのハンマーが3,000円以下!
テントの老舗人気ブランド「ogawa」が展開するペグハンマー。重量も550gとちょうど良く、見た目もブラックでカッコいい。ペグ抜きも付属しているので、ブラックギアがお好みの方にもおすすめです!
【YOGOTO】ペグハンマー
迷ったらこれ!ケース付で、2,000円代で買える人気のペグハンマー!
どれにしようか迷ったらとりあえずYOGOTOのペグハンマーを選べば間違いはありません!コスパも良く、重量も643gと使いやすさもOK!木目調の見た目も可愛いので、迷ったらYOGOTOのペグハンマーがおすすめです!
【TARAS BOULBA】TBハンマー
一味変わったデザイン!栓抜きもできるステンレス製ハンマー
タラスブルバは40年以上続く日本の老舗ブランド。アッシュウッドのハンドルは、他のペグハンマーとは一味違った魅力があります。重量は715gと少し重めですが、人とは違うペグハンマーを求めている方にはぜひ!
【snow peak】ペグハンマー
王道snow peakのペグハンマー。打撃部の銅は交換も可能
snow peak好きにおすすめのペグハンマー。価格は多少しますが、打撃部の銅が衝撃を吸収し、手に負担が少なくペグ打ちできます!
【エリッゼ】アルティメットハンマー
大人気ペグ「エリッゼステーク」のブランドから展開されてるペグハンマー!
エリステ(エリッゼステーク)を持ってる方におすすめのペグハンマー!ヘッド部分は真鍮で見た目も高級感があります。ペグ抜きも抜群!
【ユニフレーム】REVOハンマー
ハンドル部にゴムを使用、見た目もカッコいいペグハンマー
ユニフレーム社が展開するREVOハンマーは、ハンドル部にゴムを使用し、使い易いのが特徴。
【LOGOS】パワーペグハンマー
長いハンドルが使いやすいロゴスのペグハンマー
ハンドルが長く、ペグ抜きもしやすいペグハンマーです。またオレンジ色で目立つのもポイント。
【VASTLAND】ペグハンマー
3,000円以下の高コスパ真鍮ハンマー!真鍮をコスパ良く手に入れたい方におすすめ
VESTLANDはヘッド部に真鍮ハンマーを使っているにもかかわらず、3,000円以下で手に入れることができる高コスパペグハンマーです。もちろんペグ抜きにも対応しており、初心者にもオススメです!
【キャプテンスタッグ】ペグハンマー
3,000円以下で手に入るシンプルなペグハンマー!
キャプテンスタッグのペグハンマーはコスパが良く、使いやすいのも特徴。重量も600gとちょうど良い重さなので、初心者にもオススメです!
ペグハンマーがない場合の代用
キャンプでテントを張る際にペグハンマーがないと困ることもありますが、そんな時でも代用する方法が幾つかあります。以下、ペグハンマーがない場合の代用法をご紹介します。
岩や石を使う
大きめの平らな岩や石を使ってペグを打ち込むことができます。ただし、石を使う際にはペグを傷つけないよう注意が必要です。
木の枝や棒を使う
木の枝や棒を代わりに使ってペグを打ち込むことも一つの方法です。力加減に気をつけ、ペグを曲げないように注意しましょう。
手や足で押し込み
地面が柔らかい場合、手でペグを押し込むことも可能です。ただし、力を入れすぎると手を怪我する恐れがあるので、用心が必要です。
車やバイクの工具を活用
キャンプ用の車やバイクに携帯している工具なども、ペグハンマーの代用として使うことができる場合があります。
ペグ・ハンマーケースも一緒に選ぼう!
ペグとハンマーはキャンプにおける重要なアイテムですが、それらを保管・運搬するケースの選び方も忘れてはいけません。ペグ・ハンマーケースを選ぶ際に注意したいポイントを以下に挙げます。
サイズ: ペグやハンマーのサイズに合わせて、ケースのサイズも選びましょう。余りに大きすぎると場所を取るだけでなく、小さすぎると収納できない可能性もあります。
素材: ケースの素材も重要です。耐水性のある素材や、耐久性に優れたものがおすすめです。特にペグは汚れや湿気に弱いため、保護する素材を選ぶと良いでしょう。
機能性: 分割収納ができるポケットや、通気性を考慮したデザインなど、機能性をチェックすると使いやすさが向上します。
デザイン: ケースのデザインも忘れずにチェックしましょう。自分の好みや他のキャンプギアとのコーディネートを考えると楽しいですね。
価格: 予算に合わせてケースを選ぶことも重要です。使用頻度や必要機能に応じて、コスパの良い商品を選びましょう。
ペグ・ハンマーケースは、キャンプギアを保護し、整理整頓を助けるアイテムです。きちんとしたケースを選ぶことで、ペグやハンマーの劣化を防ぎ、次回のキャンプにも安心して使うことができます。出発前の荷造りもスムーズに進みますね。
まとめ
キャンプにおけるペグハンマーの重要性は言うまでもありません。適切なハンマーの選び方から、使い方、メンテナンス方法、そして代用方法など、今回の記事で多岐にわたって解説しました。ペグの選び方やペグ・ハンマーケースの選び方にも触れ、キャンプの成功に不可欠なポイントをカバーしました。これらの情報を参考に、自分に合ったペグハンマーを選び、より快適で楽しいキャンプライフを送る手助けができれば幸いです。最後に、安全に楽しむための注意も忘れずに、素晴らしいアウトドア体験をお楽しみください。